三菱一号館美術館 上野リチ展

少し前のことですが、三菱一号館美術館で開催の「上野リチ展」に行きました。


その頃は中庭にモクレンが咲いていました。今はバラでしょうか。


東京駅にほど近い美術館の前庭は、仕事のランチ休憩をする人、写真を撮る人。ただぼんやりする人、などなど。穏やかでした。



上野リチさんは、ウィーンの裕福な家庭に育ち、日本人建築家と結婚した女性デザイナー。


模倣を否定し、自らの感性で新たに表現することを重視しました。



「もっと楽しく、もっと自然に、もっと自由に」という言葉どおり、カラフルにデフォルメされた世界は、それぞれが動き出すような楽しさがありました。


思わず図録も買ってしまいました。
左はおまけでもらった一筆箋です。




今回の展示メインではありませんが、私が妙に心に残ったのは「こけし」↓


こけしをおんぶしているから「こけし」だと感じるけれど、水色の胴体や帽子だけでは、こけしだとは思わなかった。
自由ですね。
少しとぼけたような人形の表情も心に残りました。
ゆるやかで、自由で、明るくて、そんな一日でした。